ワープロ県予選が行われました! 全国に向けて、今後の課題について。

皆さん、こんばんは。 釣り天国ジュニアです。


ワープロ県予選が行われました! 全国に向けて、今後の課題について。


今日は6月8日。 久々に早起きしました。 ここ最近、学校へ行く電車が来るギリギリまで家にいてて駅に向かうことが多いのですが、久しぶりに早起きしたので滅茶苦茶眠たかったです。


朝から一眠りしてから、よし!気合を入れるかという気持ちで大会会場に入っていきました。


というのは… 今回の大会は、自分にとって、自分が勝ったとしても、負けたとしてもどちらでもいいのです。 自分の結果も残しながら団体で優勝を飾ることができたらと考えていました。


でも、安易な考えではありません。 先輩と競う最後の県予選。 手を抜かずこれが手羽先 鳥(ワープロ部だけのハンドルネームということで。実名は出せないですからね~)だというものを見せてみようかなと考えていました。


最後なんだから、自分は精一杯の力を出して先輩と組むと決めてました。



恐らく、先輩も気持ちは団体優勝のことを考えながら熱が入っていたはずです。 俺よりももっともっと。


先輩と自分は去年、全国大会に出場し、自分は見学させていただいて貴重な体験をしてきました。


ですが、団体で行きたかった思いというのがありました。 50文字の差というものです。


ワープロの世界では50文字 時間にしては 20秒ほどでしょうか。 人にもよりますが、ホントちょっとの差で悔しい思いをすることなんてたくさんあります。


その時の指の調子やメンタル面、作問等…


去年の部長さんの姿を見ていると悔しい気持ちでした。 今年は、今まで共にしてきた先輩に悔しい気持ちをさせたくないと思っていました。


というのは、先輩と共に出場し続けてきた大会の中で培われた絆というか団結力というのが大きいのでしょう。



今まで記録を出すことができているのも先輩の影響なのです。 自分が抜いたら先輩も抜き返しにくる。


そして、先輩が抜いたならば自分も抜き返してやろう!という同じ学校での良きライバルみたいなものです。



そういうのもあって、今回の大会では開始直前の緊張というのも無く、最高のパフォーマンスをと思っていました。



今回は自分は3番手です。 1番手に打ったドンちゃんとかはさぞかし緊張したかもしれません。 


3番手を打ち続けてきた俺にとって3番手の気持ちを語ると、3番手というのは待っている間がとてつもなく不安なのです。 作問どんな感じだろうな~・・・ 1番手・2番手で倒れたらその分、最終自分が補わねば…などなどと。


結構考えながら時間をつぶして待っていることも多いです。



ですが、今回は1番手、2番手は絶対やってくれる。 特に先輩は熱の入り方がすごいなと感じていたのでいけるはず。 自分はそれを超えられるようにと思って打ちました。



今回の問題は富士山の世界遺産の話から和歌山にも世界遺産があって、和歌山の世界遺産にはどのようなものがあるかという話の問題です。



初めはすごく調子がよかったのです。 BackSpaceキーの押す回数も減らしながら、変換効率も考えて、これならいける。 もしかすると2枚目いっぱいはいけるかもと思っていました。



1枚目の最終当たりです。 よし2枚目めくるぞ。 クリップを構えようとすると、うん? 空白ができているではないですか。



もしや!? 1行抜かしたわけではないので、間を飛ばしたのか?


そうなのです。 間を飛ばしてしまいました。 熊野参詣道が前文に出てきて、後文の方にも熊野参詣道が出ていたのです。


自分は先の方に目を追って打っていたみたいで、そのまま打っていても30文字ミスの脱行ミスにはならないと思いましたが、自分の頭の中で考えたのは15文字くらいはエラーしているはず。


半分もエラーするなんてこんな危険な賭けは無いと思ったのです。



その時、そのまま打ち続けたほうがいいのか。 それとも修正したほうがいいのか。 頭が真っ白になりました。


今までの中で初めてではないでしょうか。 頭が真っ白になるということを。



でも、今まで頭が真っ白になったということはありませんが、パソコンを触っているとよくタイムリミット形式で操作をしてくださいと出ますよね。 その経験というのでしょうか。 ハッ!と気づいて我に戻って打ち直すことが出来たのでよかったのだと思います。



でも・・・ あの止まっていた間というのは本当に痛いもので、2行分の差はできていたのです。(自分のシミュレーションしていたものとの差です。)



これはマズい。 追い上げせねばと思い、追い上げをした結果、2枚目を終わらすことができませんでしたが、残り3行まではいきました。 ここでまあまあと言ったらダメですが、何とか乗り越えられたかな?と考えていました。



でも後々考えると、やはり途中での埋めがあったので、その所のミスが無いか。 同じ所を繰り返していたらその分ミスになるし、脱行=失格のこともありえます。 本当に気が休まらない待ち時間でした。



先輩の字数を聞いてみると、わずかながらですが、自分の方が打ててあったので、何とかいけるかもしれないと思っていました。



でもやはり、ミスというのが頭のなかに付きまとってしまって… 先輩はミスが少ないので有利な点が多いのです。



採点結果としては失格の雰囲気が無かったので、表彰まで待つことができました。



果たして…どうなるのか?



恐怖の表彰式になりました。 団体… なんと9年ぶりに優勝しました! 全国に出場する権利を得たというわけです。


おお・・・良かった。 でももしかしたら、自分が落ちて他の子がカバーしてくれた結果かもしれないな~と思いつつ、個人の結果を聞きます。


1位 先輩の名前が上がったので、その時、自分はああ。 失格かなと思いました。 2位に自分の名前が上がった時はビックリしました。



何文字の差なのかというと、6文字の差なのです。 え?6文字?? ミス1つ減らせば勝てたじゃん!


そうなのです。 たった1つのミスでも10文字分マイナスされるので大きいのです。 でも、1文字か~・・・


自分のミスの多さがここ最近になって差を出しているので、大きいなと思いました。



でも、自分の心の中は満足でした。 自分が負けたとしても、先輩が勝ってくれた、団体をみんなで勝ち取ることができたこの喜びというものは大きいのです。


先輩には最後の県大会だったので、優勝してほしいという気持ちが心の中にあったのです。 もし、自分がダメだったとしても・・・



それが実現したので俺は感無量でした。 去年の悔しさから抜けることができたから。


1年生のみんなも初めての大会でしたが、よく頑張ってくれました。 1年生のみんなが今、出せる力を出して、片付け、セッティングなども手伝ってくれて。



初めてなところもあって分からないところもあったと思いますが、練習しながらセッティングの仕方、などをレクチャーできたらと考えています。



自分の打ち方というのはちょっと変わったもので参考にならないことが多いです。 ですが、自分の持っている知識は引き継いで活かしてほしいですからね。



片付けた後は祝賀会を行いました。 副顧問のセンセー、全てにおいて用意していただき、ありがとうございました。


今年はメンバーも増えて、明るく楽しく祝うことができて本当に良かったなと思います。 この喜びというのは高校生の部活動の中で忘れられないのではないかなと思います。


今の自分はもうすでに先のことを考え始めています。 それは・・・ 先輩と本当に最後の大会になる全国大会と名古屋大会において、どちらかでも1勝を上げることです。



先輩が引退した後は自分達が引っ張っていかなければならないんだという自覚を持ちながら練習に励んで最後に先輩の前でいい結果を出せたらいいかなと思うのです。



それが、今後の目標を示すというかなんというか… まだ考えているところもありますが、最終の大会で悔しい思いはせず、団体1ずつが成長ぶりを出せたらと思っています。



そんな感じで、今回は1文字エラーという差で負けてしまいましたが、自分は悔いなく大きく喜ぶことができたので本当に良かったです。



来年の県予選は自分たちなので、今年より更に上を目指して気持ちよく頑張りたいと思います。



それでは。